7.05.2010

靴みがき


暑くて夏バテ気味。今日は一日家で過ごした。

昼、トマトの冷製パスタ。夕方、寝る。
夜、ハニー酢豚。洗い物。
最後に靴みがき。

10年近く履いていた靴もあるけど、
こうやってちゃんとクリーム塗ってメンテナンスしてあげることなんて
ずっとなかったなぁ…と思う。

容赦なく履いていた靴の革は、もうずいぶん柔らかいのだけど
磨いてるとうるおってきて、イキイキしてみえる。

東京に引っ越してすぐ位に代官山で買った革靴。
めずらしい灰色の革が気に入ったのと、
「色はどんどん変わりますよー」という店員さんの言葉に惹かれて。
今は濃い茶色になって活躍中。

おばあちゃんが買ってくれた白い靴。
どうしても買ってあげたいから選びなさいと言われて。
親に物をねだるのも苦手な方だから、
この時は余計に困ってしまったのだけど、
私とおばあちゃんの「素敵」が一致した。
優しそうなフォルムが年々いいなぁと思う。
おばあちゃんはもう居ないけど、
すぐ近くに居るような気がして、手紙を書きたくなる。


今まで自分がしてきたことや汚い意地悪い気持ちとかって
誰に言わなくても自分が一番知っているのだけど、

こうやって昔から一緒に居た靴の革と
今の自分の手の皮がひっついてしっとりするのを感じると
私もなんだか幸せになれるんじゃないだろうか、
という気持ちになる。


一日の最後の靴みがき。

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